忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

海外で年金生活

年金で海外生活(ご夫婦でオーストラリア・年金月額15万円・義姉のもとに寄寓)をしたいという方の、ご質問に対する回答です。同様のご希望をお持ちの方があるかと思い、転載しました。原文のままでごめんなさい。





私は昨年<2012年>6月からタイ王国バンコク市近郊にて年金生活を送っています。単身です。



ご質問の趣旨は、オーストラリア(以下豪と記載)の具体的な事情をということなのでしょうが、それはお義姉さんあるいは、実際にお住みの方にお聞き下さい。私の例を挙げつつ、一般論としてお話しします。



私の年金額は月23万円です。これを以て日本(東京出生・計画当時資産なし)で生活することは甚だ不自由であると感じました。そこで、定年前の数年計画で、必要な資金を貯め、住宅・中古自動車・ゴルフ会員券の3点をまず揃えようと考え(会員券は甚だ趣味的ですが)、年金からの借り入れは少々残っているものの、何とか目標を達成し現在に至っています。



英語を話しますので、1NZ・2カナダ・それが駄目そうであれば、3タイということで候補国を絞りました。


3国を選んだのは、国民性がよいこと・(現地の人が)日本人を快く受け入れると思われること・(当方の)宗教への適応・政情の安定・物価などが目安です。(かなりの国を訪れているが、3国とも滞在経験あり)。


うち、1・2は物価の面でとても無理と思い、放棄した経緯があります。



お義姉さんが居住していることで、住宅費の心配がないことは大きなメリットです。私が一番苦労したこともこの点。住宅購入は、外国人には制限があることも多く、また資金が張る買い物なので、怪しげなブローカー(特に日本人が多いようですが)などに騙される例を多々聞きます。私は、郊外地のゴルフ場内の中古コンドミニアムを約600万円で入手し(約100㎡)、内装・家具に200万ほどかけました。仮に、賃貸ということになると、外国人が住めるようなアパートは、かなり高いことが通例です(特にアジア)。治安や設備面の問題と、物件が少ないことが大きな原因。


それに、必需生活費の中に大きなウェイトを占める出費があれば、レート(外貨交換率)が下がった時に比類なきダメージを受けます。豪に移住した方々で、レートが下がったため生活不能になり帰国した例を聞き及んでいます。あなたの場合も、住宅費は要らないとはいえ、将来もそれで(お義姉さんのお世話で)暮らしていけるのか、十分ご検討とご相談をなさることが賢明かと思います。



住宅費にとどまらず、レートの問題は、物価の上昇と同じく生活を圧迫する大きな要素になります。豪の過去の円⇔豪ドルの経緯を調べて、最悪の場合でも生活できるというめどがなければ移住は難しいでしょう。



必需生活費には、この他光熱費・食費・被服費・医療費などがあります。豪の場合、どのくらいかかるのか、居住地域によっても異なるでしょう。これはお義姉さんに確かめるのが早道かと存じます。


被服費は、四季があることを念頭に。タイは冬(といえるか?)でも半袖半ズボンで住めます。よって、冬物は全部処分してきました。しかし、イサーン地方(東北)の山間部ではかなり寒くなることを知り、行くときは長袖を準備します。知らないことの怖さの一例(笑)。



医療については、各国の事情があります。これは、長くお住まいの方にお聞きになること。タイも健康保険がありますが、まだ加入していません。医療費はおおむね日本の3分の1くらい。ただ、私は日本の医療保険は継続しています。気休めみたいなもの。





さて、生活費や医療の問題のほかに、一番大事な問題が残っています。それは、あなた方ご夫婦が、どういうお気持ちで豪に移住しようと考えたかということ。物価が日本より安い(だろう)から? これだけでは不十分です。移住には、その国で住むための明確なビジョンが不可欠。何を求め、どのように暮らすのか。ご夫婦の意思は合致しているのか。その国の歴史や文化、人々の一般的な性情は把握しているか、あるいは現在考慮しているのか。などなど挙げればきりがありません。基本的なスタンスとして、相手国の文化や人々の心情を尊重し、社会に円滑に入っていくという覚悟がなければ、楽しい老後は送れないでしょう。ドロップアウトする人々の多くは、このことを軽視して、現地の日本人社会に寄りかかろうとするケースです。


そのためには、知性と同時に言葉が重要になりますが、奥さんに頼ろうとするのではちょっと不安が残りますねえ。



ビジョンの中には、「なにをするの?」という単純なことも含まれます。私? 月3万円の予算で平日は毎日ゴルフ。楽しいですよ!





さて、感想としてお聞き下さい。私の経験ではお二人で月15万円の予算は、かなり苦しいかも。真剣にお考えでしたら、まだ5年以上の猶予がある様子なので、できるだけ資金を集めておくことですね。ただ、貯金は(当たり前ですが)使えば減るし、なくなることをお忘れなく。


さらに滞在ビザの問題もあります。これは在日豪大使館のHPなどでお調べください。





以上、ご参考になれば幸甚です。ご夫婦で、素晴らしい老後をお送りなされるよう、お祈りします。
PR

コメント

現在、新しいコメントを受け付けない設定になっています。

ブログ内検索